エッセイストのフランソワーズ・モレシャンさんから「ノートルダム・ド・パリ」振付の“ダンスの魔術師”ローラン・プティについて寄稿を頂きました。
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ローラン・プチは才能の人であり、同時に卓越した「パリジャン」だった。
パリで生まれ育っただけでは「パリジャン」ではありません。
好奇心に溢れた精神を持ち、そのエスプリは世界のあらゆる事象の全方位に開かれて、完璧な礼儀を身に付けていること…
ちなみにローラン・プチは男性が女性の手の甲に軽く口付けをするベーゼ・マンをエレガントにこなしていました。
そして辛辣なほどの鋭いユーモアを会得していること、さらに文学、音楽、美術、歴史だけでなく政治(!)とファッション(!)など、あらゆるジャンルの教養に溢れていることが必要です。
彼らの教養は情熱に溢れていると同時に、冷静沈着な距離を置いて兼ね備えています。ローラン・プチはバレエの才ばかりでなく、まずは完璧な「パリジャン」でした。
つづく...
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プティと親交があったモレシャンさんらしいプティの佇まいが伝わるような文章。
全文は特設サイトでご覧いただけます。
「ノートルダム・ド・パリ」特設サイト