お久しぶりです!田切眞純美です。
バレエ団ではノートルダム・ド・パリの稽古が始まりました。特徴的な動きの連続が多い本作品。みなそれぞれ筋肉痛に悶える日々が始まりました。
こちら兵士の場面のリハーサル風景より
ノートルダム・ド・パリ。物語のもつ力の強い本作品。とてもすきです。
人間として生まれたなら持って出てきてしまう欲求を抑圧されたことから滲み出てくる依存と執着と。それでもなお人と分かち合おうとする時にどう行動するかというのがカジモドとフロロの2人の人物によってとても面白く描き出されているのが、ローラン・プティ版のノートルダム・ド・パリだと思います。
わたくし、ハッピーエンド、楽しい物語よりは、こう哀しく抗えない人間のさがを作品の主題としているものの方が好きなので、本作品が上演されるのを毎回心待ちにしております。
そして、これは勉強兼趣味ですが笑、私の最近の面白かった哀しい物語がこちら。
タージマハルの衛兵
友人同士の思考性の違いが招く辛い最後でした。
フランケンシュタイン
こちらも友人同士の自己犠牲が招く悲劇がなんとも辛い物語でした。
こちらは昨年の7月にドン・キホーテでお世話になった日生劇場さんでの上演だったので、あんなに明るく盛り上げた劇場が、、、とそういう気持ちにもなりました。
もっともっと物語のもつ強い力が反映されるバレエ作品が作られればいいのになーと思います。
バレエ、ダンス作品に興味がある方にはもちろん、芝居、映画など演劇性の高いものが好きな方にもぜひ見ていただきたい作品ですので、ぜひぜひ皆さま足をお運びいただけると嬉しいです。